ネットフリックスが20日発表した2021年4~6月期決算は、売上高が前年同期比19%増の73億4177万ドル(約8060億円)で過去最高を更新したのだそうで、6月末の会員数は2億918万人と会社予想を上回り、純利益は同1.9倍の13億5301万ドルとなったようですね。

新規会員150万人増のうち、7割近くをアジア太平洋地域が占めた一方、アメリカ・カナダは40万人減と、2019年4-6月期以降、初のマイナスに転じているようで、今後は、ゲームを新たなコンテンツの領域と見て動画配信のサブスクリプションサービスの一部として、ゲームを加えていく考えを示しており、まずはスマートフォンやタブレットなど携帯端末向けの広告なしのゲームを、既存サービス上で会員に提供するようですね。

このニュースは世間では概ね好意的に受け止められているようですが、ゲーム業界への進出って意外に難しく、ディズニーは、この分野への進出に3回失敗した後、2016年にインタラクティブ部門を閉鎖、NBCユニバーサルも、ゲームパブリッシング事業の立ち上げから3年後の2019年にその部門を閉鎖しています。

まぁ、今のゲーム業界には、これまでいなかったIT大手企業や、動画配信企業など、さまざまな業界からの新規参入が目立っているとはいえ、大成功を収めているとは言えない状況ではありますよね。

今や6.3兆円にものぼるとされる世界のゲーム市場ですが、これまでエレクトロニック・アーツやアクティビジョン・ブリザードといったゲーム業界の巨人が割拠する欧米、そしてソニーや任天堂といった日本勢が上位を占めてきており、現在、ゲーム業界の売上高による直近のグローバルランキングのトップ24は以下のようになっています。

ゲーム業界の市場は、業務用から家庭用へと移り、現在はソーシャルゲームへと変化を遂げてきており、まだまだどの企業が天下を取るのか、激しい争いは続きそうですよね。