Reactの人気フレームワークであるオープンソースのNext.jsを開発するVercelが、Bedrock Capitalが率いるシリーズCのラウンドで1億200万ドル、日本円にして約113億円を調達したのだそうです。
Vercelは、Webサイトやサービスのフロントエンドを構築するためのフレームワークを提供していて、オープンソースのReactフロントエンド開発WebフレームワークNext.jsの最新版となる「Next.js 10.1」を、3月29日(現地時間)にリリースしていました。
Vercelによれば、最近数カ月の成長が著しく、そのネットワーク上のすべてのサイトとアプリを合わせると、トラフィックは2020年10月の倍になっているのだそうで、Next.jsを使っているウェブサイトも世界最大の1万サイトあり、前年比で50%増加しているのだとか。
6月16日(現地時間)には、Reactフロントエンド開発WebフレームワークNext.jsの最新版となる「Next.js 11」がリリースされていて、「Next.js 11」ではESLintがサポートされ、開発中にフレームワーク固有の問題を容易に見つけられるようになったほか、Babelの最適化によって起動時間をさらに短縮されています。
モダンかつ強力なフロントエンドフレームワークである、Next.jsの特徴は、React系のライブラリや Vercel といったエコシステムの成熟度の高さや、個人開発を超えたレベルの内容に対する技術記事の豊富さなどが挙げられます。