毎朝、届いたRSSを一件ずつ開いては削除する。
そんな作業に30分以上かけている編集者やライターは少なくない。
取得件数を絞れば楽になると思って条件を絞ってみても、今度は必要な記事まで漏れてしまう。
実はこの作業、取得の設定を細かく調整する前に、もう一つやることがあって、それは、RSSが届く前に弾く仕組みを先に作っておくこと。
削除に使っている時間を、先に数えてみる
RSSで記事を集めている人の多くは、取得したあとに目視で記事の良し悪しを判断しているはずで、まずはタイトルを見て、関係なさそうなら次のタイトルへ。
この作業を1日100件もこなせば、1件10秒でも15分以上かかることになります。
厄介なのは、この時間が「情報収集」ではなく、単なる「ノイズ処理」に使われていること。
たとえば芸能人の名前や地名が、まったく別の分野のニュースに混ざって出てくることがある。
検索エンジンやRSSの仕組みは単語の一致で記事を拾うため、文脈まで理解して除外してくれるわけではないから、取得件数を増やすほど、削除の手間も比例して増えていく。
ここに気づかないまま「もっと広く集めよう」と設定を変えると、人間の作業時間はむしろ伸びてしまう。
除外語と媒体除外を、取得の前段階に置く
対処の順番を変えると、削除にかかる時間は大きく変わってきます。
ポイントは、記事を受け取ったあとに判断するのではなく、受け取る前の段階でふるいにかけること。
具体的には、次の3つを先に整理しておくといいでしょう。
まず除外語のリスト作る。
過去1か月分の削除履歴を見返し、繰り返し出てくる無関係な単語を洗い出し、芸能ニュース系のキーワードや、特定の固有名詞が定期的に紛れ込んでいる場合、その語をあらかじめ除外条件に入れておく。
次に媒体単位での除外。
同じサイトから毎回関係のない記事が届く場合、個別の記事ではなく取得元そのものを見直す。
1記事ずつ判断するより、媒体を絞るほうが圧倒的に楽になります。
最後にジャンル判定のルール化。
タイトルに特定の業界用語が含まれているかどうかで、粗く一次仕分けをする。
完璧な精度を求めるのではなく、明らかに不要なものだけを先に落とす設計にしておくと、あとの目視確認がぐっと簡単に。
判断基準は、集める量ではなく捨てる仕組みにある
RSS運用で成果が出ている人ほど、取得件数を増やすことより、不要な記事を入り口で止めることに時間を使っているんです。
除外語と媒体除外は一度作れば使い回せるため、初期設定にかけた時間はそのあと何倍にもなって返ってくる。
もし今、毎日大量の記事を目視で削除しているなら、まず見直すべきは取得条件の細かさではなく、除外語のリストと、繰り返し不要な記事を出す媒体の一覧を、先に作ること。
この2つを整えるだけで、次に何を残し、何を弾くかの判断がずっと速くなります。
データ漏れを気にすることになるかもしれませんが、どんな作業も1回組めば永遠に続くことなんてありません。
日毎に使い込みながら、その都度マイナーアップデートを行っていくようにしていったほうがいいでしょう。





